うつ病になってしまうと、毎日が辛くなり生きていく希望もない…そんな感情になってしまいます。そんな時、自殺という気持ちが芽生えてしまうかもしれません。
うつ病で死にたい時、社会環境の変化の中で、自分が一人仕事についていけず取り残されてしまったり、自責の念が増してしまいます。
ここで問題となるのは、解決困難というのは、その時の自己判断であることです。たとえ何らかの合理的な解決策があったとしても、心が疲れきっていて、いつもと同じ判断力、洞察力を失っていたら、その解決策はなかなか見えないでしょう。うつ病 は気持ちの落ち込みと共に心身の機能をスローダウンさせ、いつもどおりの判断力、洞察力を失わせてしまう大きな原因です。
さらに、情報化が急速に進み多様化してきたことは、物理的には孤立し孤独な個人であるにもかかわらず、バーチャルな人とのつながりを生むことにもなってきました。しかし、「死にたい理由がない」という中には、本人が理由を理由として認めたくないということも含まれていると思います。
その意味で、希死念慮と自殺願望を厳密に区別することは難しいのです。また、いずれも心の危険な状態であることに変わりはないため、対策として行うことも同様です。
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